愛犬グレイスの写真

今年(平成21年)の1月10日に亡くなりましたが、家にはグレイスというゴールデンレトリバーがいました(写真左)。15年間生きました。犬好きの方はおわかりでしょうが、大型犬が15年も生きるということは、本当に珍しいことなんです。

実はこの犬には、小さい時から漢方薬を飲ませておりました。下痢した時・吐いた時・夏ばての時、その他なんでも漢方薬を飲ませて治療いたしました。そのため本当に元気でした。

しかし、12歳の時、左の前足に良性の腫瘍ができ手術したのですが、実は獣医さんはグレイスを7歳ぐらいだと思っておられたそうで、後で、「12歳とわかっていたら、手術しなかったのに‥」と言われました。それほど元気な犬でした。この犬を見ていて、「改めて漢方薬はすばらしい」と思いました。本当においしそうに飲んでおりました。漢方薬をお湯に溶いて、それを牛乳にまぜて飲ませました。動物は本能で体によいものがわかるのでしょう。みなさんも体にいい漢方薬をぜひ飲んでみてください。

はじめまして!平成20年11月4日生まれで、我が家に2月8日にやってきた、ミニチュア・シュナウザーの「タロウ」です。

美容室で写真を撮っていただきました。やんちゃで、元気いっぱいの「タロウ」ですが、先日漢方犬として”見事に”デビューしてしまいました。

というのは、上の娘が飲むために、お湯に溶いて、机の上に置いていた抑肝散陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)を勝手に飲んでしまったのです。飲んだあとよっぽど気に入ったのか、おかわりをせがんだのにはびっくりしました。さすが「はぎの内科」のわんちゃんです。

これで、今後漢方薬をどんどん飲ませることができるので安心しました。また、病気をして漢方が著効しましたら報告させていただきます。まずは、漢方犬デビューのお知らせまで‥。

愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真
愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真

平成21年7月12日、いつものように朝「タロウ」を散歩に連れて行くと、何か元気がなく、おかいしなと思っていると、最初下痢便をしました。次にまた下痢をし、3回目には血便になりました。その後おなかがしぶるのか、4回、5回と少量の血液の混じった便がでました。

今まで本当にいい便をしていたので、これは大変だと、家に帰ってから黄芩湯(おうごんとう)を1包お湯にとき飲ませました。半分ぐらいぺろぺろとなめて飲みましたが、黄芩湯は苦いのか飲まなくなったので、あとは口を押さえてスプーンで流し込みました。

その後下痢は止まり、夜の散歩の時にはやや軟らかい便が1回出たのみで、次の日の朝にはすっかり元へ戻っていました。本当に黄芩湯がよく効きました。

漢方犬として「タロウ」が、”本当に”デビューした瞬間です。黄芩湯は、食中毒やノロウイルスなどで腹痛を伴う下痢をした時(=しぶり腹)に使う方剤です。このように1~2包でよく効きます。本来なら、日曜日に開いている獣医さんを探し回らないといけないところでした。漢方薬は本当にありがたいです。

いたって健康なので、最近は漢方薬を飲む機会がありません。右の写真は、タロウの一番新しい写真です(平成21年9月25日撮影)。きれいにカットしてもらい、ペット美容室サトウから帰ったところです。

愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真
愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真

左の写真は、タロウの一番新しい写真です(平成22年11月19日撮影)。
ペット美容室サトウで、短くカットしてもらったところです。

今日はママに抱っこです!太郎ちゃんはいつも元気いっぱい !

右の写真は、タロウの一番新しい写真です(平成23年4月7日撮影)。
暖かくなってきたのでペット美容室サトウで、短くカットしてもらい帰ってきたところです。

愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真
愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真

タロウの近況です。
実は、平成29年9月27日の夜8時ごろ、いきなり床をみて吠えたのでみると、小さなムカデが這っていました。
次に翌朝4時頃、またいきなり2回吠えたので電気をつけてみると今度は枕元に五寸ムカデが這っていました。
あやうく2回ムカデに咬まれるところでした。臭いでわかるのか、音でわかるのか、とにかく犬の能力はすごいです。
もしムカデに咬まれたらぜひ漢方薬で治療してください。(当院の漢方著効例9の症例448を参照ください)。1~2時間で治癒します。

なお、タロウは10歳を超え、尿がさっと出なくなり、毎日猪苓湯を飲ませております(泌尿器系が弱いのか、小さい時からよく血尿を出していました)。
犬が漢方を嫌がるときは、盃に漢方の粉を入れ、オリゴ糖をたらし、練って飲ませれば喜んで飲んでくれます。お試しください。

今回は、漢方犬ではありません。元々尿の出は悪かったのですが、とうとう1滴ずつしか出なくなり、水も食事もとれなくなり、平成30年5月20日、近くの獣医さんに連れて行きました。検査の結果、尿道には3個の石が嵌頓しておりました。採血で白血球が倍ほどに上昇していましたので、抗生剤を注射して頂きました。一時的に元気になりましたが、またご飯を食べなくなりました。
5月27日、月1回ぐらい行かせて頂いている、岡山県津山市のリストランテシエロ(とてもおいしいイタリア料理のお店です)でわけていただいたパンだけは食べてくれましたが、いよいよ5月31日に、状態が悪くなりましたので、姫路赤十字病院近くのクオール動物病院に連れて行きました。直ぐにカテーテルを挿入して、尿道の石を膀胱に戻していただきました。また膀胱にも6個の結石があることが判明しました。採血で腎機能もクレアチニンが4.5に悪化しておりました。抗生剤を注射して頂き、6月5日に手術予定とし、一度帰宅しました。その後ご飯も食べるようになり、尿も出るようになりました。6月5日、9個の石をとっていただき、元々停留睾丸もあり(普通は鼠径部にあるそうですが、腎臓の近辺にあったそうです。CT検査で前もって位置が分かっていたのでよかったと獣医さんはいわれました)、前立腺肥大もあったので、それらの手術も合わせてして頂きました。5日間入院し、6月9日に退院し、6月14日に抜糸しました(傷口は小さく本当にきれいでした)。
手術後はめきめきと元気になり、全盛期の頃に戻りました(写真 6月23日撮影)。

シエロの坂東様、クオール動物病院の水本先生、スタッフの方々、本当に親切にして頂きありがとうございました。命拾いをしました。タロウに代わってお礼申し上げます。

愛犬タロウ、ミニチュアシュナウザーの写真

最近のタロウです(令和2年4月)。

とても元気にしております。

その後、タロウは元気でしたが、令和4年12月1日に亡くなりました。
15歳と1ヶ月でした。少しずつご飯が食べれなくなり亡くなりました。