「西洋医学的に病気として扱われないような状態」、たとえば風邪ばかりひいている、すぐに疲れる、すぐおなかが痛くなる、体が冷える、こうした症状を訴え病院で検査を受けても、”何も異常なし”といわれる、このような病気の前の段階の状態を東洋医学では、「未病(みびょう)」と呼びます。
「未病」という用語は、約 2000 年以上前(後漢)に著されたという黄帝内経素問・四気調神大論に、「聖人不治已病.治未病(聖人は既病を治すのではなく、未病を治す)」として初めて記載されました。

漢方でできる限り心身の状態を整えていくことで、病気になりにくくしたり、病気の進行を未然に防ぐことができれば、それに越したことはありません。つまり東洋医学は予防医学としての側面も併せ持っているのです。

図出典:baobab-net.co.jp/contents/mibyou.html/

病気の前の段階、この時点で患者を健康に戻すのが優れた医療ですが、それには「養生」が大切です。 中国で約2千年も前から語り継がれている養生指導を、常に心に留めて実行することで、病気にならない体質づくりを心がけましょう。

1. 少肉多菜(肉を少なく野菜を多めに) 

2. 少酒多茶(お酒は控えましょう) 

3. 少糖多果(甘い物のとりすぎに注意し、果物を取りましょう) 

4. 少食咀嚼(少量をよく噛んで食べましょう) 

5. 少塩多酢(塩分を少なく、酢を多く) 

6. 少車多歩(よく歩きましょう) 

7. 少怒多笑(よく笑いましょう) 

8. 少憂多眠(イライラせず、よく寝ましょう)