掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という病気があります。主に掌と足の裏の皮膚に、膿疱(皮膚に膿が溜まった状態)が多発して、表皮が広範囲に剥離して浸出液・痛みが伴うこともあります。中には炎症がもっと広範囲にわたって関節炎がみられる方もいらっしゃいます。

西洋医学的には、表皮付近での白血球の活動が一因とされ、金属アレルギーや慢性病巣感染などに関連しているという説もあります。ステロイド薬の外用、エトレチナート(チガソン)の内服、免疫抑制薬(ネオーラル)の内服、紫外線療法などがありますが、根治は難しい病気です。

しかし、漢方は本当によく効きます。山梨市の雨宮修二先生が、「漢方研究」という雑誌の2009年10月号に、「掌蹠膿疱症に対して漢方を使用したところ、有効率83.6%であった。」と、報告されております。

 

掌蹠膿疱症の漢方治療については、

当院の漢方著効例
の症例33
当院の漢方著効例3
の症例121
当院の漢方著効例7
の症例323
当院の漢方著効例16
の症例775

を参照して下さい。