円形脱毛症の原因は現在のところまだ解明されていません。
ストレスが関係しているともいわれていますが、医学的に解明されていない部分も多いため、決め手となる治療法がないのが現状です。また再発率が高いのも特徴で、1度治っても数年後に再発し、生涯で何度も繰り返す人が多い疾患です。
単発型円形脱毛症から多発型円形脱毛症になり、その延長として、ポツポツあった脱毛部分が頭全体に拡大し、全頭脱毛症になることもあります。

西洋医学的な治療では、血行を促進する外用薬や、体内の解毒作用を高める内服薬を用います。 セファランチン、グリチロン、フロジン の使用が一般的ですが、場合によってはステロイド剤(外用あるいは局注)を用いることもあります。脱毛が全体に及ぶような重症例に対しては、ステロイド剤を内服で処方することもあります。
ただし、円形脱毛症の場合は、ステロイド剤にも反応しないことも多く、治療に難渋することがあります。

しかし、漢方では、有効率が90%ぐらい(大分県  織部先生)といわれており、得意分野の一つです。

 

円形脱毛症の漢方治療については、

当院の漢方著効例11
の症例507、541、547

当院の漢方著効例14

の症例694を参照して下さい。

また、円形脱毛症ではありませんが、女性の抜け毛の症例を
当院の漢方著効例10
の症例458、498

に載せております。