漢方薬は長く服用しないと効きませんか?

必ずしもそうではありません。風邪のひきかけに漢方薬を使って、うまく薬があっていれば30分ほどで効果が実感できるはずです。
月経痛や月経前症候群に漢方薬を服用し始めて、最初の月経でずいぶん楽になった、という実感が得られる例も珍しくありません。

また、一番治したい症状には変化が無くても、他に良いところが感じられる場合もあります。たとえば、「なんとなく元気に生活できる気がする」、「なんとなく体が温かく感じられ気持ちが良い」、などです。こうした変化は、薬が患者さんの状態に合っている証拠で、後から一番治したい病気や症状が良くなってくる前兆のことがよくあります。

服用中の薬が患者さんの状態にあっているかいないかは、2~4週間ほど服用を続けてみれば、判断できる場合が多いと思います。効果がないと判断がつけば、薬の種類を変更してみるのが定法ですし、患者さんの状態は変わっていくものですから、それに合わせて薬を変更していくこともよく行います。

効果がよくわからないままに、漫然と同じ漢方薬を長い間飲み続けるようなやり方は、避けるべきだと考えています。