月経前になると、「イライラする」「気分が沈んでしまう」「からだの具合が悪くなる」というような症状は、 女性の約80%の方が経験していると言われています。
月経の開始とともにその症状が消失する状態を月経前症候群(PMS)といいます。月経前症候群の原因の全ては解明されておりませんが、ホルモンバランスの急激な変動やセロトニンという神経伝達物質が低下することが大きな原因の一つと言われています。
このような、月経の3~10日位前からおこり、月経開始とともに消失する、周期性のある一連の身体的、および精神的症状を示す症候群を総じて、月経前症候群(PMS)といいます。

PMSの症状は、人によって実に様々です。
症状には大まかに分けて、
(a)イライラ、気分が落ち込む、情緒不安定、無気力など精神症状
(b)乳房の症状(張り、痛み)
(c)その他頭痛、めまい、むくみ、便秘、腹痛、肌荒れなど

画像の説明

PMSは、排卵のある(妊娠が可能な)女性であれば、誰にでも起こり得る症状です。 決して、特別なものではありません。
しかしながら、PMSは、月経の周期ごとに反復して現れるのですから、非常にわずらわしいものでもあります。 また、症状の度合いも個人差が激しく、症状が現れても、それほど気にならない程度の人もいれば、 逆に日常生活でさえも困難になってしまう人もいます。
漢方がよく効きますので、ぜひ漢方による治療を受けてみてください。

 

 

月経前症候群の漢方治療については、

当院の漢方著効例3
の症例143
当院の漢方著効例8
の症例371、388、390
当院の漢方著効例9
の症例416、419
当院の漢方著効例10
の症例477、478、496
当院の漢方著効例11
の症例508、521
当院の漢方著効例12
の症例554、555、565、597

を参照して下さい。